4−5−1 調査地点の概要と目的
塔寺地点では、1989年の地質調査所によるトレンチ調査結果及び平成12年度調査結果により、約7000y.B.P、約12000y.B.P〜約14000y.B.P等の活動が推定されているものの、変位量に関しては精度が良いとはいい難い。このことから、変位量を精度よく求めることを目的に、地質調査所がトレンチを実施した地点で、ボーリング調査を追加して実施した。ボーリングの位置は、図4−13に示すように、Td−9孔はピットBと塔寺トレンチの間で、Td−10孔は塔寺トレンチとピットAの間である。