トレンチの規模は、新宮地点では、長さ12m、幅5m、深さ1.5m、見明地点では、長さ25m、幅5m、深さ3.5m、福泉寺地点では、第1トレンチが長さ20m、幅5m、深さ2.5m、第2トレンチが長さ30m、幅8m、深さ5mである。また、見明地点では、より広く撓曲変形を把握して、精度のよい変位量を求めることを目的に、A及びBの 2ヶ所において、小型のトレンチを掘削し、調査を実施した。以下、この小型のトレンチをピットと呼ぶ。両ピットの規模は、Aが長さ5m、幅3m、深さ2m、Bが長さ4m、幅3m、深さ3mである。
各トレンチ及びピットの法面を整形・清掃した上で写真撮影を行い、整形した法面の地質を詳細に観察し、全ての法面のスケッチ図(原縮尺:1/20)及びその解釈図を作成した。また、スケッチ終了後に試料採取及び処分析を行った。