会津盆地西縁断層帯の長さは、約３５ｋｍ〜約４０ｋｍと長く、同断層帯を北部セグメントと南部セグメントに区分する。北部セグメントは新編「日本の活断層」（１９９１）による会津盆地西縁北部断層、加納断層、千咲原断層及び会津坂本のリニアメントにあたり、南部セグメントは会津盆地西縁南部断層にあたる。

平成１１年度調査では、まず、文献調査、空中写真判読、地表地質調査（概査）を実施し、その結果を踏まえ、地表地質調査（精査）地点、反射法弾性波探査測線の選定を行い、それぞれの調査を実施した。

平成１２年度調査では、平成１１年度の調査結果を踏まえて、主に北部セグメントに関してボーリング調査及びトレンチ調査を実施して、同セグメントの評価を行った。

さらに、平成１３年度調査では、南部セグメント及び北部セグメントの残された課題に関してボーリング調査及びトレンチ調査を実施し、本断層帯全体の評価を行った。