5−1−1 調査地点の概要と調査の目的

鹿島町橲原南の上真野川右岸において,双葉断層は段丘礫層基底面に約1.3m東落ちの鉛直変位を与えていることが確認されている(図5−1図5−2)。

この断層露頭の南側では,L3 面が支流堆積物で構成されているものと予想され,橲原地区における最新活動時期を明らかにすること,また,トレンチ調査を行った場合に得られる成果の内容について検討を行うことを目的に調査を実施した(図5−1図5−3)。