4−2−2 ボーリング調査結果

本地点でのボーリングの配置は図4−12に示すとおりであり,5孔,総延長 21.0mを実施した。調査結果を図4−13に,コアの写真を図4−14に示す。

西側のボーリング孔では中新統の塩手層が東側のボーリング孔では中生界の相馬中村層群が分布し,この間に双葉断層が存在することは確実である。これらの基盤を覆う堆積物の基底面には,東西で鉛直約数10cmの高度差が認められるものの,各孔間では顕著な不連続は認められない。

したがって,ボーリング調査結果によると,断層は堆積物に変位を与えていないことも予想された。