2−3−1 ボーリング調査
地下の地質状況,地層の年代等を明らかにし,トレンチ調査により得られる成果の内容について検討することを目的とし,鹿島町橲原南,同町橲原北,同町橲原東畑,同町栃窪A,同町栃窪原田及び相馬市遠藤の6地点でボーリング調査を実施した(図2−3,表2−2)。ボーリングは計25孔であり,総延長は153.1mである。ボーリング掘削は,掘削外径86mm,コア径60mm以上で行い,コア採取率が100%になるように努めるとともに,コアの品質を地山状態に近づけるために原則として孔口から送水掘りとした。採取したコアは,写真撮影,観察及びコアの記載を行った上で,試料採取及び諸分析を行った。