従って、これらの断層が地下深部で連続し同時に活動することを否定できないことから少なくとも約30kmの連続をもって活動する可能性はあるとした。さらに、新屋(1984)によればこの断層は地質構造や地形条件から宮城県白石市付近まで連続し、白石市付近では4,035±120y.B.P.の年代値を示す堆積物によって形成される段丘面に約4.5mの変位を報告している。この区間が福島盆地西縁の断層帯と同時に活動するとした場合福島盆地西縁断層は約50kmの長さで連続する可能性も考えられる。