表4−3−1 単位変位量一覧
単位変位量が確認もしくはある程度の特定が成された地点は上記の4地点であるが、変位量の大きい地点はいずれも断層の中央部付近と考えられる。このことから、断層の活動は断層の末端域で変位の規模を減少させる可能性が考えられる。従って、断層活動1回の変位量は大笹生地区の4.4m/1回(垂直成分),万正寺地区の2.5〜3.5m/1回(垂直成分)が最大値であり、ネットスリップ量は大笹生地区で6.7m程度(最大7.5m程度),万正寺地区では3.8〜5.3mとなる。