(1)No.5孔

No.5孔では深度0.00〜0.82mまでは暗褐色表土層となっている。深度0.82〜1.58mはややローム質の褐〜黄褐色シルト層となっている。深度1.58〜2.35m礫混じり細粒〜粗粒砂層、深度2.35〜3.13mにはシルト質極細粒〜粗粒砂層が見られるが、基底部には削り込みが見られる。

深度3.13〜4.79mは腐植質シルト層がみられ一部は黒色の泥炭層となっている。深度4.79〜5.55mは細粒〜粗粒砂層、深度5.55〜7.18mにはシルト〜砂質シルト層がみられ粗粒砂層が挟在する。深度7.18〜9.86mは細礫混じり粗粒砂層が優勢となっており、細粒砂層が挟在する。深度9.86〜10.00mシルト層となっている。

深度0.8〜0.9m、2.3〜2.5m、3.5〜3.6mの腐植質部分の試料を採取し、14C年代測定を行った。深度0.8〜0.9mの試料からは6,360±510y.B.P.,深度2.3〜2.5mの試料からは9,500±50y.B.P.、深度3.5〜3.6mの試料からは34,180±510y.B.P.の14C年代測定結果が得られた。