(1)No.1孔

No.1孔では深度0.00〜0.38mが暗褐色の表土層となっており、この下位深度0.38〜4.82mには巨礫を含む礫層が見られる。この礫層は段丘堆積物であり下位の地層とは不整合関係にある。深度4.82〜7.59mには固結の比較的よい砂質凝灰岩およびシルト質凝灰岩互層、深度7.59〜13.45mには凝灰質中粒〜粗粒砂岩、深度13.45〜29.51mには砂質凝灰岩が見られ、これらの地層の層理面は30〜70°の傾斜を示している。

深度29.51〜31.00mには凝灰質礫層、深度31.00〜40.00mには凝灰質細粒〜粗粒砂が見られるがこれらの地層は塊状であるため地層の傾斜は確認されない。

断層が29.51mに見られ、断層の角度は25〜30°である。断層の下側は固結度が低くなっているのが観察できる。