ピット2−2で観察されたシルト質砂層や砂礫層は沖積面から約5mの高さに位置する。この堆積物が沖積低地に対比される場合、断層活動は3,230年前以降に起った可能性が考えられる。
平成8年度実施のボーリング試料からは、図3−4−1の断面図に示した年代値が得られている。このことから、この地点での約7,000年以降の変位量は5〜7mである。また、No.4孔の深度9m付近からは21,220±410y.B.P.の年代値が得られた。