・春日市春日公園南方の牛頸川河床(写真4−2−3)
北方のリニアメント(丘陵地と平地の境界)の延長線部の基盤岩中に警固断層と同方向の北西−南東走向を示す高角の亀裂の密集部が見られる。一部は粘土を挟んでいる。
・太宰府市向佐野、大佐野中学校北側(写真4−2−10)
北方のリニアメント(鞍部の連続)及び南方の低位段丘面中の低断層崖の両方の延長部の基盤岩中に断層の密集部が見られる。周辺はφ100mに近い東西方向の連続露頭で、亀裂が多いが粘土層を挟むような断層の密集部は、この地点のみである。地質調査結果に、前節で述べた地形調査結果を加えて作成した、警固断層系のストリップマップを図4−2−3−3に示す。また、この中に示した主要地点の地形・地質状況をP.20以降に示した。