前出の@、A式より発生が想定される地震の規模を求めると、
・L=29q より M=7.3
・D=1〜2mより M=6.6〜7.2 となる。
従来、日本国内で地表地震断層が確認された事例は、M= 6.8以上であることを考慮すると(図2−5−1参照)、西山断層系で発生する地震の規模は、M=7程度と判断される。
図2−5−1 地表地震断層の長さと地震のマグニチュードの関係
〔松田(1975)の図に加筆したもの。金折(1997)※から引用〕 ※金折裕司(1997)「活断層系」228P.(近未来社)