2−5−3 断層の型

明星寺地区のトレンチ調査では、高角(80゜)で南西側に傾斜する南西上がりの逆断層として出現した。あんずの里・奴山地区の調査でも南西側上がりの断層が確認された。これは、他地域の段丘面等の変位によっても確認される。

また、断層系を横切る河川の変位からみると、前述2) のとおり、上下:水平比が1:2.3以下の左横ずれの変位成分を有すると推定される。よって、全体的にみると断層の型としては、西側上がりの高角の左横ずれ断層である。