1−2−1 調査対象活断層名

本年度は、福井平野東縁断層帯に属する断層のうち、以下の断層に限定して調査を実施することとした。

@ 福井地震断層

A 福井東側地震断層(篠岡断層)

ここで、「福井地震断層」とした断層は、1948年の福井地震時に発生した地変の分布から小笠原(1949)が福井平野中央部に示した「深部断裂」、および地震直後の測量の結果からTsuya(1950)が確認した変位に基づいて、活断層研究会編(1980、1991)が地震断層として示したものである。

また、「福井東側地震断層」とした断層は、小笠原(1949)が福井平野東縁に示した「深部断裂」の分布に基づいて活断層研究会編(1980、1991)が1948年の福井地震に伴う地震断層として図示したものである。「篠岡断層」の名称は、地形的な検討に基づいて活断層研究会編(1980、1991)が付したものである。