細呂木断層は、日活(1991)によれば、確実度U、活動度B〜C、長さ12km、走向 NNW−SSE 方向、東側上がりの逆断層とされ、リニアメント沿いには断層変位地形の可能性がある地形要素がいくつか認められ、東側隆起の断層活動が示唆される。
篠岡断層は、日活(1991)によれば、確実度U、活動度B、長さ2km、走向NS、東側上がりの逆断層とされている。
空中写真判読や地表地質踏査によって、篠岡断層沿いで段丘面が東側に傾動しているのが確認された。
松岡断層は、日活(1991)によれば、確実度U、活動度B、長さ8km、走向 NNW−NNE 方向、東側上がりの逆断層とされている。
空中写真判読や地表地質踏査によって、段丘面(Mt2面)上に東側隆起、約5mの変位が認められた。
上記したように、いずれの断層も変位地形が確認されるほか、同じセンスを有している。したがって、これらの断層は一連の活断層である可能性が高いと判断される。