測定データは、観測日ごとに分けてカートリッジ形式の磁気テープに記録した。
測定に関して、県道や国道8号線および河川などを通過するため、受振器設置や発振が不可能な区間が発生した。高圧線通過区間では電磁誘導信号などのノイズが混入し、また、道路下の埋設管を伝わるノイズなども部分的に発生した。
これら現地状況を以下に示す。
測線区間(m) 現地状況その他
820〜1,760 県南水道の埋設管あり
埋設管を伝わる波振幅大
道路反対車線での発振へ変更
990〜1,900 高圧線のハム信号混入
相互相関前のデータ記録
1,515〜1,525 交差点のため受振器 dead
1,590〜1,600 橋のため受振器 dead
1,600〜1,620 橋近傍発振不可能
2,180〜2,185 県道との交差点 受振器 dead
2,170〜2,200 〃 発振不可能
2,765〜2,800 国道8号線 受振器 dead
2,770〜2,790 〃 発振不可能
3,075〜3,080 橋のため受振器 dead
3,100〜3,115 橋および工事入り口 受振器 dead
3,080 橋のため発振不可能
3,100〜3,120 〃 発振不可能
3,560〜3,570 県道交差および橋 受振器 dead
〃 発振不可能
4,150〜4,180 北陸自動車道 ボックスカルバート
4,410〜4,420 クレーン入り口 受振器 dead
4,445〜4,450 県道交差点 受振器 dead
4,440m 発振不可能
4,535〜4,570 測線はクランク状折れまがる
4,550〜4,570 クランク状測線のため発振ナシ
4,760〜4,985 末政部落 部分的にピックスタンド使用
5,060〜5,370 高圧線のハム信号混入
震源は4トンのトラック搭載形式であることから、震源車前後を含めて20〜30m区間の片側交互通行規制を行った。測線当該道路の交通量は多くないが、通行への支障がないように図3−3−3に示すように交通誘導員を配置して規制した。