支流性中位段丘面上でのピット2において、最小10cm間隔で試料14個採取した(図2−13)。
(b)結 果
分析結果は、図2−13に示している。
ローム質の崖錐性堆積物(2層)の上半部を中心に1層の土壌および2層全体からバブルウォール型の火山ガラスが多産した。この火山ガラスは、測定された屈折率(1.4994〜1.4999)からAT火山灰起源である。
また、1層および2層の上半部からは、緑色の普通角閃石および斜方輝石もごく少量であるが産出した。斜方輝石の結晶の風化度および屈折率から、大山笹ヶ平火山灰(DSs)起源と同定された。