海域での同断層の性状と連続性を把握するため、表層音波探査とマルチチャンネル音波探査*を実施した。さらに海上保安庁水路部の音波探査記録の再解析も行った。調査の結果、甲楽城断層は干飯崎沖合から南東方向に延びるF−0断層として示された。なお、その北西方向の延長に位置するT−0撓曲では変形は認められるが、明瞭な断層は認められない。この事から、同撓曲*を甲楽城断層の北西端の終息域と判断した。