(1)平成8年度調査項目の内容
柳ヶ瀬断層帯(柳ヶ瀬断層、山中断層、甲楽城断層)の概要を把握するため、文献調査を実施した。その成果を参考とし、空中写真判読など机上で地形解析を実施した。これらの結果を踏まえて、調査計画を策定した。調査対象の活断層のうち、甲楽城断層は大部分が海域に偏っていることから、同断層については音波探査* を主とする海域調査を実施した。また、陸域での各活断層の性状および関連を把握するため、地表地質踏査を主とする陸域調査を実施した(図1−1)。調査の項目と内容は次の通りである。
1)文献調査 :45編
2)陸域調査
(1)空中写真判読 :面積 30km2
(2)地表地質踏査 :面積 5km2
3)海域調査
(1)表層音波探査 :7測線 延長45km
(2)マルチチャンネル音波探査 :7測線 延長45km
4)総合解析
(1)柳ヶ瀬断層帯(柳ヶ瀬断層、山中断層、甲楽城断層)の評価