5−3−7 寒川断層と池田断層との連続性
寒川断層は東端となる伊予三島市寒川町付近の約2kmの区間が北側隆起となっており,南側の池田断層西端部との間が小規模なプルアパートベーズン,すなわち,引張性バリアになっている(
図5−3−10
)。このプルアパートベーズンの幅は最大で約500mのため,寒川断層以西と池田断層以東は,独立したセグメントを形成する可能性があるが,一続きのセグメントとして活動する可能性は否定し難い。