(3)土居町畑野(浦山川)〜土居町西森

リニアメントはほとんど判読できず,山麓地と段丘面との境界に変位地形の可能性の低いDランクのリニアメントが断片的に判読されるのみである。

土居町入野では,高速道路建設前に新鮮な岩相を呈するル−ズな礫層と高位段丘礫層とが高角度で接する露頭が報告されている(岡田・堤,1990)。また,高橋(1992)は,浦山川において,礫層を変位させる断層露頭を報告している。したがって,変位地形が不明瞭であるものの,第四紀後期の活動はあるものと判断される。