(2) 変位様式:右横ずれ断層 鉛直成分の向き, 量は場所によって異なる。
(3) 1回当たりの変位量:1.5m以上
双海町高野川トレンチから鉛直方向に1.5m
(4) 活動度(平均変位速度):陸上ではB級以上(≧0.17m/千年)
(5) 活動履歴
〔陸 域〕
@ 最新活動時期 :鬼界−アカホヤ火山灰降灰後(約6,300年前以降)
A それ以前の活動時期 :約6,300年前〜11,000年前
B 更に以前の活動時期 :約26,000年前〜29,000年前
C 活動間隔 :5,500年より短い数千年のオーダー
(6) 地震の規模(推定値)
@ 伊予断層が単独で活動した場合(L=12q) :ML 6.6
伊予断層と上灘沖の断層が連動した場合(L=23q):ML 7.1
単位変位量 1.5m以上から:MD≧7.0
なお,後藤ほか(1999)のトレンチ調査によれば,伊予断層の最新活動時期が西暦1200年
以降で,最新活動に伴う右ずれ変位量は2.1〜2.3mであるとされている。