断層の南側は,シルト・砂層の細粒分がほぼ水平な堆積構造を有していて,北側は,淘汰の悪い粗粒の礫層が分布している。断層南側の細粒層は,トレンチ南側近傍から,北側の粗粒層は,調査地西側に流路を有する大谷川の扇状地堆積物である可能性が高い。
断層に沿って,扁平礫は直立している。また,断層運動によって形成された地溝を埋めるようにB,C層が堆積し,断層を覆って,A層(盛土・耕作土)が分布している。