沖積面には,Bランクのリニアメントが西南西−東北東方向に判読される。このリニアメントは,比高2mの北側低下の低崖からなる。この低崖は,北流する豊岡川に直交する方向に延びていることから,侵食によって形成された侵食崖とは考えにくく,断層運動によって形成されたものと判断される。
なお,大町ボーリング地点(Om−2)の南東約30mの崖裾部で湧水池が認められる。