(6)重合およびマイグレ−ション・深度変換

@ ミュ−ト・重合

速度解析で得た速度分布を用いてNMO補正し,ミュ−ト後,重合を行った。NMO補正後の100%断面図を図2−5−21に示す。

A タイムバリアントフィルタ−

重合後の時間断面について周波数解析(フィルタ−テスト)を行い,タイムバリアントフィルタ−を定めた。図2−5−22図2−5−23図2−5−24図2−5−25にフィルタ−テストの結果を示す。決定したフィルタ−の特性は表2−5−3の通りである。

B マイグレ−ション

重合後時間断面を水平方向の速度分布が均一なストレッチ断面(深度方向には速度変化を認める)に変換した後,波動場補外法(位相移動によるイメ−ジングと下方接続)によるFKマイグレ−ションを行った。

C 深度変換

マイグレ−ション後の時間断面を,マイグレ−ションに用いたRMS速度より求めた平均区間速度を用いて深度変換した。

以上の波形処理を行った結果を以下の各図に示す。

図2−5−26 重合後時間断面図

図2−5−27 マイグレーション処理後時間断面図

図2−5−28 深度断面図

図2−5−29 深度断面図 (縦方向を2倍強調)

図2−5−30 相対振幅強度+零位相表示深度断面

図2−5−31 相対振幅強度+零位相表示深度断面 (縦方向を2倍強調)

図2−5−32 瞬間位相表示深度断面

図2−5−33 瞬間位相表示深度断面 (縦方向を2倍強調)