4−6−2 岡村断層

岡村断層と小松断層(川上断層東部)および石鎚断層は引張性バリアによってそれぞれ別のセグメントと認定される。岡村断層の長さは西条市氷見〜新居浜市北内町間21kmで,松田式による地震規模は,ML7.0である。(図4−6−2)。

岡村断層の最新活動時期,1,090〜960yBPは,小松断層の活動時期1,770yBP以前と数百年の幅がある。また,両者の1つ前の活動時期も重複しているが,数百〜数千年の幅があるため,岡村断層と小松断層とは同時に活動したか否かは不明である。しかしながら,小松断層と岡村断層との間には引張性バリアがあることから,同時に活動する可能性は極めて低いと考えられる。