@場 所:伊予市下三谷(岩崎池岸)
当初のP−8は掘削の結果,盛土のため中止
A地形面:LU面
B堆積物:深度 0〜1.00m:植生のため不明
1.00〜1.60m:礫混りシルト(にぶい黄褐色10YR 6/3)
やや腐植質の部分あり
1.00〜2.50m:礫
砂岩亜円〜亜角礫主体
φ数pの中硬主体
基質はシルト質(明黄褐色10YR 6/6)
2.50〜2.80m:火山灰
純度高くシルト質(にぶい黄褐色10YR 7/3)
2.80〜3.50m:礫
φ10〜20oの亜円礫主体
C試 料: P−8'−C1:有機質シルト(深度1.50m)
P−8'−T1:火山灰(深度2.50m)〈火山灰分析〉
D分析結果:P−8'−T1は姶良−Tn火山灰純層である。
E考 察:深度2.50〜2.80mの火山灰層は姶良−Tn火山灰の純層である。
本火山灰は扇状地性の礫層中に挟まれるため,この地形は,最終氷期最盛期に形成されたと判断される。
本露頭は地質調査所(1993)の姶良−Tn火山灰露頭に対応する。