1-3-3 空中写真判読調査

① 伊予断層沿いの段丘面を,新しいものから,以下のように区分した。

A 面:1万年前以降

L面:1~2万年前

L面:2~3万年前

L面:5~6万年前

M 面:12~13万年前

H 面:20~30万年前

② 伊予断層に沿って,A,B,C ランクのリニアメントが断続的に判読される。

③ リニアメントは,LⅢ面までには判読されるところがあるが,A面には判読されない。

④ リニアメントの多くは,河谷の右屈曲を伴うことから,右横ずれ断層変位地形の可能性がある。

⑤ 右横ずれの変位地形を伴うリニアメントの東方延長は,八倉層からなる山地で不明になるが,その北側に鉛直変位が卓越した低断層崖の可能性のあるリニアメントが判読される。

⑥ 伊予断層は東部では,数本に分岐し,断層の末端の形態を示すが,西部では,直線的に海岸に達するため,さらに海側へ延長する可能性が高いと思われる。

⑦ 地形から推定される伊予断層の右横ずれ変位量は,以下の通りである。

伊予市三秋のLⅡ面を開析する谷の変位量(3.3m),

伊予市市場~稲荷のH面(後藤,1996の中位Ⅱ面)を開析する谷の変位量(80m)。

⑧ 郡中断層に対応するリニアメントに変位地形は認められない。