具体的には、ボーリングコアからテフラと非テフラを識別し、層序学的方法として柱状図の作成により、テフラの層序の確立、層厚、粒度、色調、降下ユニット、風化度、発泡度の観察を行った。また、岩石記載学的方法としては、ボーリング及びオーガーコアからテフラのサンプリングを行い、サンプリングした分析テフラの洗浄後、岩石レベルでは発泡様式、重鉱物組成の相対量比の記載を行い、鉱物レベルでは火山ガラスの形、色の記載、屈折率に関しては火山ガラス、輝石、角閃石の測定を行った。また、鉱物レベルのテフラの同定に関して、火山ガラスの形はバブルウオール型、軽石型に分類した。最終的に、層序学的結果と岩石記載学的結果を組み合わせることにより、テフラの類似種を減少させ特定テフラ分析の精度を高めた。