４−２ 鴨川地溝帯南断層
鴨川地溝帯南断層では、平成１０年度に実施した調査より、西部地区の岩井地区・平久里下地区、中部地区の古畑地区・竹ノ中地区、東部地区の高鶴地区にて、詳細な調査が実施可能であるという結果が得られた。そのうち、平成１１年度には西部地区の岩井・平久里下地区にて、ボーリング、トレンチ調査及び物理探査を実施した。その結果、平久里下地区については、平成１２年度にさらに追加調査を行う必要性があると判断された。以上より、平成１２年度調査では、西部地区の平久里下地区において、ボーリング調査、中部地区の古畑地区、東部地区の高鶴地区ではボーリング調査およびオーがオーボーリング調査を実施し、中部地区の竹ノ中地区については、オーガーボーリング調査によって段丘面の年代測定用試料を採取することとした。図４−１−１に、調査地区と調査内容を示す。