3−1−1 鴨川地溝帯北断層について

平成10年度に実施した鴨川地溝帯北断層についての調査結果を以下に示す。

表3−1−2 鴨川地溝帯北断層の地区別特徴

・鴨川地溝帯北断層は全般にわたって、明瞭なリニアメントは認められない。

・同一段丘面を変位させている可能性があるのは、東部地区の仲根だけであり、そのほかの地区では、リニアメントの延長上を広く第四紀層(段丘)が被う地区はほとんど認められず、そこでの変位も認められない。

・全体的には、散見するリニアメントを挟んで、北側が相対的に隆起した地形となっている(基盤の標高であり、直接の変位は認められない)。

北断層を上記の通り西部、中部、東部の3つに区分し、リニアメントについて検討を行った結果、以下のようにまとめられる。