5−5 偏光顕微鏡観察及びX線粉末回折解析
平久里下地区において行ったボーリングのA,Cで認められた破砕を受けた泥岩について、コアがどの様なもので構成され、どの様な構造を受けているのかについて、リニアメントとの関係をふまえて偏光顕微鏡による観察を行った。なお、今回の試料は、粘土化し、変質が著しいため、通常の水を用いた試料の作成方法では、膨潤してしまい、よい状態の試料を得ることが出来ない。そのため、膨潤を引き起こさないために、油を用いて、試料作成を行った。また、コアには変質鉱物及び粘土鉱物が生成していると考えられるため、基質部分の構成(主として変質によって生じた鉱物等)を調査するために、X線粉末回折分析を行った。