ロータリーボーリングは、ロッドの先端に取り付けたドリリングビットの速い回転と給圧により、土や岩を切り削り、粉砕しながら穴を掘り進み、掘り屑は掘削液または、清水の循環によって、孔外に出させるボーリング方法である。
回転給進機構には、大きく分けてスピンドル型と、ロータリーテーブル型の2種類がある。このうち、比較的口径の小さい土質調査では、スピンドル型が一般的である。スピンドル型はさらにフィード(給圧推進機構)にいくつかの種類があり、フィードの方式の違いは、そのままスピンドル型機械の分類名称に使われている。上記に示した各方式の内、一般的にはハンドフィード式と油圧フィード式機械が主に用いられている。以下に油圧フィード式機械の模式図を示す。
図5−3−1 ロータリー式ボーリングの模式図
上記のような方式に基づいて、ロータリー式ボーリングマシンを用いてオールコアボーリングにて掘削を行った。