3−4 段丘面対比

平成10年度調査において、鴨川地溝帯南断層を横断して南流する河川沿いに分布する段丘面について、その分布状況の調査を行った。目的は、リニアメントを横断する部分で、段丘面の高度不連続が認められるかどうかについてであり、その結果を以下に示す。

図3−4−1 南流する各河川の段丘面対比結果

平成10年度の調査結果では、西から順に南流する河川として、平久里川、丸山川、三原川、洲貝川の段丘面の高度分布について、調査を行った。その結果、平久里川、丸山川、三原川の各河川では、段丘面がリニアメントを横断する部分で、高度不連続である可能性が高いことが分かった。しかし、平成11年度調査実施の結果、平久里下地区での段丘面の年代測定結果から、同一であると考えていた段丘面の年代値が、大きく異なることとなり、当初想定していた対比は、困難であると推定された。