全体的にはマイグレーション処理により、重合断面図上の急傾斜ノイズは抑制され平坦な反射面の連続性が向上すると同時に、傾斜した反射面(両測線ともに2.0sec〜2.5secの強振幅反射面)が正確な位置に移動している様子が確認できる。
また、1.0〜2.0secには強振幅ではあるが、側方への連続性に乏しい反射波が多数確認できる。特に、97−1測線中央部付近(測点 No.150付近)では、 1.5sec付近および2.5sec付近の反射波の振幅の側方変化が極端なため、マイグレーションによるゴーストが多少認められる。
その他、反射波についての基本的な特徴は、重合断面図と同様である。