(3)重合断面図

図3−19−1図3−19−2

千葉97−1測線および千葉97−2測線ともに、0〜500msecには連続性の良い反射面が確認できる。

500 〜 2000 msecについては、97−1測線上No.1〜150(このうち埋め立て地部分はNo.1〜120)、97−2測線上No.1〜90の範囲では、比較的連続性の良い強振幅反射波が認められる。その北側では、97−1測線では反射波の振幅が極端に弱くなっている(但し、No.150〜210の範囲は、下位2.4sec付近に強い振幅の反射波が認められる)。97−2測線では、北側で特に反射振幅が弱くなっている訳ではないが、反射波の振幅・周波数・連続性が南側とはかなり違っている。

南傾斜の振幅の強い反射面が、97−1測線では2.5sec付近に認められ、97−2測線では2.0 sec〜2.3 sec付近に認められる。また、この反射波は測線の中央部を境(97−1測線ではNo.150付近、97−2測線ではNo.90付近)に、反射波の性質(周波数・振幅)が大きく変わっている様子が確認できる。

97−1測線の2.7sec以深、97−2測線の2.4sec以深3.5〜4.0sec迄の深度範囲には明確な反射波は確認できない。