(3)プレフィルタ/ゲインリカバリ/デコンボリューション

プレフィルタとして、バイブロサイスの震源波形を最小位相に変換する操作を行った。オペレータ長は、300msecとした。

地下深部からの反射波は、浅部からの反射波に比べで伝播距離が長いために、一般に振幅が小さくなる。これを回復させるのがゲインリカバリ(振幅回復)として、ゲート長600msecのAAC(自動振幅調整)を適用した。

この補正の後、発振点・受振点の特性の相違を補正し、分解能の高いデータを得るためのデコンボリューション処理を行った。

テストの結果パラメータは、以下とした。

*ゲート長    : 2500 msec

*オペレータ長  :  240 msec

*ホワイトノイズ :  5 %

*予測距離    :   4 msec

*時間ゲート   :Non TV