(4)海岸線付近の撓曲

浅層反射法弾性波探査で確認された海岸線付近の撓曲について以下に示す。

・八甲田T期火砕流堆積物(鶴ヶ坂凝灰岩部層)までの変形は確認されるが、それより上位層の変形については不明である。

・入内断層断層との関係は不明である。

・海岸線沿い及び海域に分布することが推定されるが、海岸線沿いに分布する場合は、青森市後潟の浅層反射法弾性波探査では確認されていないことから、海岸線のやや屈曲する青森市内真部から六枚橋付近まで分布する可能性はあるが、それ以北は海岸線には分布せず、海域に延長するか分布が無くなるかであると推定する。南への延長については不明である。

海域でのデータが無いため、撓曲の幅や長さ等の形態及び分布が不明瞭であり推測の域を越えない。