(3)青森湾西岸断層帯の評価

青森湾西断層の調査結果と入内断層の調査結果を比較し、青森湾西岸断層帯の評価を行った。この結果、青森湾西断層と入内断層が1つの起震断層として活動する可能性は低いこと、入内断層を含む起震断層の北方延長が実在するとすれば、青森湾西断層付近ではなくその東方の海岸線付近から海域に分布する可能性が高いことが推定された。その詳細は明らかになっていないが、浅層反射法弾性波探査測線2(瀬戸子)で認められた海岸付近の撓曲がその可能性の一つとして本調査で明らかになった。