火山灰分析の方法は、採取した火山灰を超音波洗浄器にかけ、鉱物を分離・洗浄した後に乾燥させ、顕微鏡下で重鉱物の組成、火山ガラスのタイプ、石英の有無、色、粒径などについて観察する。同様に重鉱物及び火山ガラスの屈折率を測定し、これらの分析データと示標テフラのデータ(カタログ)を照合して、示標テフラに合致するか否かの同定(鑑定)を行った。
なお、火山灰分析及び同定(鑑定)は群馬大学名誉教授の新井房夫氏(地質学;火山灰分析及び火山灰層序学研究)に依頼して行った。