(3)地表調査(概査)

文献資料調査、空中写真判読で、地形面及び断層変位地形等の概要が判明した後、現地でデータの確認及び補完をするため地表調査を行った。調査にあたり、地形面の傾斜及び段差、地質の分布、分布する地層の走向傾斜、断層の有無に注目し、それらの関連性について留意し実施した。また、各段丘面については形成年代の解明を目的とし、段丘構成層及びそれを被う風成層に含まれる火山灰類に着目し調査を実施した。

地表調査では、重要露頭についてスケッチを行うとともに、各段丘面の構成層、風成層の柱状図の作成、分析用の火山灰試料の採取、オーガボーリングでの地層の確認、測量での微少な段差地形の確認等を実施した。