(2)地表調査結果
リニアメント周辺の地表調査を実施した結果、リニアメント位置を挟んで、広域火山灰(十和田レッド)を挟む段丘堆積物が連続する可能性がある箇所(市ノ渡川右岸)を見出し、さらに高位段丘堆積物が撓曲により変形している箇所(底田西方の土取り場)を見出した。リニアメント沿いには、甲地層上部、高位段丘堆積物及び三本木段丘堆積物が分布している。甲地層上部の走向はほぼN−Sで、傾斜は40゚E〜90゚で、一部逆転しているところもある。高位段丘堆積物は東に緩く傾斜しているが、三本木段丘堆積物はほぼ水平な構造を呈している。