(3)野辺地断層について

地表調査の結果、リニアメント直下および近傍において、更新統の高位段丘堆積物あるいは扇状地堆積物を変位・変形させるような断層は確認されなかった。

判読されたリニアメントは、山地と開析扇状地もしくは高位段丘との境界に断続的に判断されており、リニアメントは侵食崖あるいは地層境界沿いの侵食等により形成された組織地形であると考えられるが、断層は仮に存在したとしても活動は衰えているものと判断される。