浅層反射法弾性波探査のT−4測線(延長3125m)を、リニアメントを横断するように、丘陵部の稜線よりも西側の浪岡町吉野田地内から平野部を横断したところまで配置し、反射断面図の結果と地質構造を対比するためにボーリングB4−1(掘進長75m)を実施した。この調査の目的は浪岡撓曲の構造全体、撓曲の規模及び撓曲を形成した断層を確認し、1766年の津軽の地震の地震断層のひとつとして浪岡撓曲を考慮するべきであるかどうか調べることにある。