活断層研究会（１９９１）による大平断層のリニアメント、吾妻（１９９５）の川倉断層のリニアメントはそれぞれ�Tｍ面上、�Uｆ面上にあるとされており、いずれも津軽山地西縁断層帯のリニアメントとほぼ平行である。

津軽山地西縁断層帯北部及び中部のリニアメントは明瞭であり、中里町〜五所川原市東部にわたって山地と段丘の境界をなす崖地形として認識できた。津軽山地西縁断層帯南部のリニアメントは五所川原市南東部から浪岡町にかけて、�Tｍ段丘面と平野の境界として認識されたが、北部・中部ほど直線的ではない。大平断層のリニアメントは浪岡町下石川では丘陵側が低い崖地形として３ｋｍにわたって認められるが、その南北延長については不明瞭である。川倉断層のリニアメントについては空中写真判読からも地表調査からも非常に不明瞭である。