津軽半島をNNW−SSE方向に走る脊梁山地(津軽山地)は、北から増川岳(714m)、大蔵岳(677m)、および馬ノ神山(549m)を中心とした山塊からなる。調査地は馬ノ神山山塊の西麓から南西〜南麓地域にあたり、標高は比較的低い。
段丘は津軽山地西側の、山地と平野の境界に分布し、数段の主に海成段丘からなる。
平野は段丘の西側に分布し、津軽平野と呼ばれ、全体では南北約60km、東西約10〜20kmの広さをもち、平野のほぼ中央には岩木川が十三湖まで北流している。
調査地域の地形分類図を付図1に示す。