(4)熱ルミネッセンス法年代測定
熱ルミネッセンス法とは、放射線や宇宙線が石英中に残した損傷の数を計測して過去の被爆による損傷数(パレオドース)から年代を換算する方法である。このパレオドースは石英を加熱した時の発光量として測定するため、石英粒子が最後に加熱された後の年代を示すことになる。
今回実施した熱ルミネッセンス法は試料採取地での含水量及び年間放射線量の測定をしていないため、あくまで目安として実施したものである。
測定は秋田大学教授の高島 勲氏に依頼した。