オーガーボーリングは、浪岡町下石川で実施したトレンチの延長線上で、表層付近に分布すると推定される腐植物を含む層の有無を確認する事を目的として行った。実施個所は10箇所、総掘進長は7.05mである。
作業は次のように実施する。まず測量で掘削位置を出して杭を立てる。ハンドオーガーを掘削位置に垂直に立てて掘削する。20cm掘削毎にオーガー内に取り込んだ試料を採取してコア箱に収納する。砂礫等により掘削不能となった段階で孔底までの深度を測る。採取した試料は、20cmごとの深度を記入した板をいれて仕切り、機械ボーリングのコアと同様に写真撮影行う。また、必要に応じて年代測定用の試料を採取する。