・調査の目的:本調査は、※津軽山地西縁断層帯及び野辺地断層帯において、地形・地質調査、物理探査、ボーリング調査、トレンチ調査等を実施し、これらの主要起震断層の分布、平均変位速度、再来間隔、最新活動時期及び単位変位量などの活動履歴を明らかにすることにより、長期的な地震発生の可能性についての評価を行い、地震防災対策上必要な基礎資料を得ることを目的とするものである。
・調査対象主要起震断層:津軽山地西縁断層帯、野辺地断層帯
・調査対象市町村
津軽山地西縁断層帯
青森市、五所川原市、黒石市、中里町、金木町、板柳町、浪岡町、常盤村
野辺地断層帯
平内町、野辺地町、東北町、七戸町、天間林村
・調査内容
(1)文献資料調査
(2)空中写真判読
(3)地表調査
(4)浅層反射法弾性波探査
(5)ボーリング調査
(6)トレンチ調査
(7)各種試料の分析作業
(8)総合解析
(表1−1−1 調査数量表参照)
・調査期間:平成7年12月25日〜平成8年12月25日
※津軽山地西縁断層帯とは、活断層研究会編(1991)の[新編]日本の活断層による、津軽山地西縁断層帯(a[北部]、b[中部]、c[南部])と一致する。また、野辺地断層帯とは、活断層研究会(1991)による野辺地断層、上原子断層及び天間林断層からなる。